CCRCとは
新たな地域包括ケアシステム
「高齢者健康コミュニティ(CCRC)」の発想
- 欧米では高齢化対策について先進的試みが普及し、米国のCCRC(日本名を「高齢者健康コミュニティ」とする)は、
"継続したケアの提供"という理念で多くの実績をつくっています。
CCRCとは、"継続したケアの提供"という理念に基づいて、 住民が老化するにつれて変わっていくニーズに応じて3つの高齢者住宅(自立型、支援型、介護型)、 生活サービス、介護・看護・医療サービスなどを一箇所で総合的に提供していくシステムです。 - 我が国の土地の広さ、コストを考えると、大規模なCCRCを一つのキャンパスで提供していくことは困難であり、 日本の実情を踏まえ、「高齢者健康コミュニティ」は、"生活支援・健康支援・介護・医療サービスを提供する複合機能と、 自立型、支援型、介護型高齢者住宅及び高齢者自宅をネットワークで結び、地域包括ケアシステムの機能を満たすもの"にする必要性があります。
- さらに、これらを「日本型」として確立していくためには、 「きめ細かさ」や「暖かさ」、「人の絆」といったソフト面の充実を図り、 より先進的なシステムとして磨きをかけていくことが、これからの高齢社会を乗り切るために不可欠であると考えます。
CCRCの基本理念「継続したケアの提供」
- 可能な限り自立を支援 するために
- 自立して生活できる段階から
- 支援や介護が必要な段階,さらに看取りまで
- 同じ場所で高齢者のニーズに応じて
- 必要な住環境・サービスを継続して提供していく
現状
今の日本のシステムや財政状況では限界がある。日本型CCRC「高齢者健康コミュニティ」実現のために必要なこと
※2014年に開催された 医療福祉経営マーケティング研究会 学術集会での発表スライド画像にてCCRCの概要と課題を解説します。