人口減少、地方の経済再生のために、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の施策として、CCRCの検討・普及がとりあげられました。米国にはCCRCが2000カ所以上あり、約80万人の高齢者が入居し、人生の最終ステージの豊かな暮らしの場として評価を受けています。

tour

 

CCRCは今までの日本にはない概念でしたが、雇用創出、都市圏から地方へのひとの流れをつくり、団塊の世代のニーズに応えていくオプションとして注目されているのです。

 

それぞれの地域でその特色、資源を生かした、日本型CCRCの開発が期待されます。そのためには、百聞は一見にしかずといわれるとおり、実際の米国でのCCRCを知る必要があります。

 

今回、NPO法人高齢者健康コミュニティは、米国のCCRCを実際に見学し、地方の現状・風土・制度に適応する日本型CCRCモデルを考え、実現していく参考にすべく、米国CCRC視察ツアーを企画いたしました。この場にてご報告と同時に参加者の募集をいたします。

 

参加ご希望の方は、添付PDFの【参加申込書】にご記入の上、下記宛にFAXしていただきますようお願い致します。

 

開催概要

◆視察期間
2015年9月15日(火)~9月21日(月)
◆視察コース
ワシントンDC ~ メリーランド
◆視察費用
¥445,000 (福岡発着)
※視察費用には燃油サーチャージ、航空諸税、空港使用料等が含まれます。


第1回日本型CCRC研究 米国CCRC視察ツアーパンフレット

 


◆主な視察・訪問先

★チャールズタウン・エリクソンリビング
エリクソンリビングは、1981年ジョン・エリクソン氏によって創設された米国を代表するCCRCの一つです。エリクソン氏は、それまでフロリダ州で70歳以下の元気な高齢者夫婦の戸建て住宅(Active Retirement Community) の開発を行っていました。
そこで、年齢が70歳を超えると疾病や障害に罹患する傾向があり、夫婦のどちらかが亡くなるといったことも少なくないことを知るようになります。一方、医療、介護の不安がなく暮らせる高齢者住宅がほとんどないのに気づいたのです。当時、CCRCはありましたが、一時金の返還がなく、富裕層のためのものがほとんどでした。
そのような時、友人からメリーランド州、ボルチモアに大学(セイントチャールズ・カレッジ)が廃校になり、売りにでているという情報を得ました。
その廃校を見た瞬間に中間層が入手できるCCRCを作ろうと閃き、エリクソンシニアリビング第一号となる“チャールズタウンCCRC”の開発に取り組みました。

まず、大学校舎を改修して200室の自立型住まいをつくり、満室になった時点で、さらに200室の改修を行いました。その後、入居待機者が500名以上あったので、500室の自立型住まいと、支援型住まい、介護型住まいを新築しました。最終的には医療センター、リハビリセンター、訪問介護・看護ステーションをもち、医療、介護の心配のないCCRCを作り上げました。1993年にすべてが完成し、自立型住まい1,570室、支援型住まい132室、介護型住まい270室となりました。

このCCRCが人気を集めたのは、多くの中間層が入居できる入居一時金100%返還のシステムと継続したケアを提供するための充実した医療・介護サービスシステムを構築したためです。

参考URL http://www.ericksonliving.com/
★ライダーウッド・エリクソンリビング
エリクソンリビングがヴァージニア州で開発したCCRCで、自立型住いが1,409室、支援型住いが100室、介護型住い(スキルド・ナーシング・ユニット)が180室ある。最初のチャールズタウンと比較するとダイニングを中心に設計が新しいデザインになっています。ライダーウッドも入居一時金が100%返還されます。
参考URL http://www.ericksonliving.com/riderwood/welcome-riderwood
★グルーンスプリング・エリクソンリビング
エリクソンリビングとしては最大規模のCCRCで、1999年から開発されました。チャールズタウンと同じメリーランド州にあります。自立型住いが1,966室、支援型住いが160室、介護型住い(スキルド・ナーシング・ユニット)が212室あります。なお、グリーンスプリングは入居一時金の90%が返還されます。なお、エリクソンリビングは、自立型住い1500~2000室程度の大規模スケールCCRCを特徴とし、現在東海岸を中心に10の州で18のCCRCを開発・運営しています。
参考URL http://www.ericksonliving.com/greenspring/welcome-greenspring-retirement-community
★アズベリー・メソジスト・ビレッジ
米国で12番目に大きなCCRCです。
NPO法人メソジスト・システムの一部で、自立型から要介護型までの完全な継続ケアを行っています。自立型は、一戸建てのコートヤードホーム、連棟式住宅のヴィラ、マンションタイプの住宅から選ぶことができます。また、認知症ケアやリハビリテーショ ン治療のサービスも行っています。
参考URL http://www.asburymethodistvillage.org/
★メープルウッド・パーク・プレイス
入居者自身が所有し運営するCCRCです。
入居者からなる運営委員会が最終決定権を持っています。
一棟のマンション形式の建物のなかに、207の自立型住まい、21の支援型住まい、31の介護型住まいがあります。医師がCCRCの建物の中で医療相談を受けるサービスを行っている他、あらゆるサービスがCCRCの建物のなかで受けられます。
参考URL http://www.maplewoodparkplace.com/index.htm
★ベッドフォード・コート
1981年に設立され、全米とカナダおよび英国に300近い高齢者コミュニティを運営するサンライズ・シニア・リビング社のCCRCの一つです。長い経験と多くの実績に基づいたサービスとケアで高い評価を得ています。特に知的好奇心や運動能力を活性化させる多彩なアクティビティが好評です。なお、自立できなくなった入居者には多くの介護サービスのオプションが用意されています。
参考URL http://www.sunriseseniorliving.com/communities/bedford-court/overview.aspx
★レジデンス・アット・トーマス・サークル
ホワイトハウスにも近いワシントンDCの中心地にあるCCRCです。家族が旅行などで不在の時、家族が介護疲れから一時的な開放を味わうために、短期間高齢者を預かるショートスティサービスも行っています。このショートステイサービスの経験者がその経験から入居者になる場合が多々あります。また自立者のためのウェルネス・センターが あり、健康増進のため医療相談などの様々なサービスを受けられます。
参考URL http://www.thomascircle.com/index.php
★レジャーワールド・イン・メリーランド
メリーランド州にあるレジャーワールドは、CCRCの入居者よりもかなり若い高齢者が移り住む「アクティブシニアコミュニティ」、55歳以上が住めるコミュニティで「+55コミュニティ」ともよばれるものです。レジャーワールドは敷地面積610エーカーに、5,600戸の戸建て住宅があり、約8,000人の高齢者が住み、コミュニティをつくっています。コミュニティ内には、18ホールのゴルフ場、2つのクラブハウス、屋内と屋外にスイミングプール、テニスコート、レストラン、シャトルバスサービス、および薬局併設のメディカルセンターがあります。
参考URL http://www.lwmc.com/

 
■視察企画:NPO法人高齢者健康コミュニティ
〒810-0072 福岡市博多区博多駅東1丁目12-5 博多大島ビル503
【TEL】092-292-3333
【FAX】092-292-3334
【E-mail】kubota@hc-market.net

 

■旅行企画・実施:ティ・シィ・アイ・ジャパン株式会社
観光庁長官登録旅行業第1139号 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-20

 

■受託販売:株式会社グローバル研修企画(東京都知事登録旅行業3-5710)
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-13-3
【TEL】03-3230-4876
【FAX】03-3230-2557
【E-mail】kobayashi@hgkk.co.jp

 


第1回日本型CCRC研究 米国CCRC視察ツアーパンフレット

 


■FAX送信先
(株)グローバル研修企画 FAX:03-3230-2557
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